株式会社ビズヒッツは、2021年に、車通勤経験者の500人の男女を対象に「車通勤に関する意識調査」を行いました。その結果、車通勤をしている理由で最も多かったのが「近くに公共交通機関がない」で、次が「車のほうが早い」、3位は「公共交通機関があるが不便」ということでした。
車のほうが早いと感じている人たちの中には、公共交通機関だと2時間かかるが、車だと1時間で職場に着くので助かると回答している人もいます。このアンケート結果からもわかるように、車通勤が許可されている職場に転職する大きな魅力の1つは、時間を節約できることと言えるでしょう。
英国の西イングランド大学(UWE)の研究によると、通勤時間が増えると仕事と余暇に対する満足度が低下するとのことですが、確かに、通勤時間が長いとストレスも増えます。それで、短時間の運転で通勤できる職場は、満足度を低下させないためにも理想的と言えます。車通勤はその他にも、電車通勤の場合ほど時間を気にして家を出なくてもいいという良さがあります。
電車は時間が決まっていますから、1分でも遅れると次の電車を待たなければなりません。次の電車まで時間がある場合は、遅刻してしまうこともあります。一方、車通勤なら数分出発時間が遅れたとしても、大きな問題にはなりません。電車通勤のように、満員の社内で窮屈な思いをする必要もありません。電車の中では痴漢の被害に遭うこともあるので、そのような心配からも解放されます。